2019/02/15

未来に向けて種をまく
ファーウェイのSeeds for the Futureプログラム

HuaWaveはファーウェイ・ジャパンが運営するデジタルオウンドメディアです。「つながる、つなげる Connected Media」をコンセプトに、人と人、人とテクノロジー、人と社会をconnectする多彩なコンテンツをお届けします。

By Christopher Pereira from HUAWEI BLOG

社会の繁栄は、旧世代が自分たちの亡きあとに木が育つよう種をまいてこそ可能になると言われる。ファーウェイが2018年で10年目を迎えるCSRフラッグシッププログラム『Seeds for the Future』を実施してきたのも、まさにそのためだ。若い人材を育成し、国や文化の橋渡しをすることで、未来の繁栄に向けた種をまいてきた。

大学との協力や広報活動を通じ、同プログラムには2018年末までに108か国から4,725名の学生が参加している。このプログラムの理念や成果について、詳しくご紹介しよう。

若者を支援し、女性のエンパワーメントを推進

次のような事実をご存じだろうか。

  • AI人材の需要と供給の比率は100対1。
  • 企業の10社に4社はデータ分析スキルの不足が事業開発の主要な課題だと考えている。
  • OECDの推計によれば、ジェンダーによる差別がグローバル経済にもたらす損失は年間12兆米ドル(約1,320兆円)にも及ぶ。
  • 世界経済フォーラムが15地域・9種の業界を対象に行った調査では、企業が2020年の産業界で従業員に求める重要なスキルとして第6位に「コラボレーション」が挙げられている。

テクノロジー人材、とりわけデータサイエンティストとAIエキスパートの不足は現在喫緊の課題となっているが、多くの女性がグローバル経済への十分な貢献を阻まれていることで、状況はさらに悪化している。人材不足とジェンダー差別があいまって、ICTの発展を妨げる二重のボトルネックとなっているのだ。

ファーウェイ本社でSeeds for the Futureプログラムのディレクターを務めるホリー・ラネヴォザナニー(Holy Ranaivozanany)は、若者たちの成功の支援、若い女性のエンパワーメントという同社のミッションを推進している。「より多くの女性にSTEM(Science, Technology, Engineering, and Mathematics)領域のキャリアへ進むよう奨励すること、新たなICT人材を育成すること、異文化交流を通じて世界をつなげることがこのプログラムの主な目標です」とラネヴォザナニーは言う。

地球規模でのコラボレーションが進むにつれ、異なるバックグラウンドを持つ人たちとともに新しい環境で仕事をするという経験は重要性を増している。加えて、OECDの調査によれば、これは学生が最も価値を生むとみなしている体験でもある。同プログラムのプロジェクトマネージャー、オリヴィア・ジャン(Olivia Zhang)はこう語る。「参加した学生たちはプログラムがどれほど楽しかったかをよくメールしてくれます。どの学生も異文化環境でたくさんのことを学び、この先長年にわたって役に立つスキルや知識を身に着けていきます。生涯続くような友情が生まれることもあるんです」

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Seeds for the Futureプログラム
ディレクター
ホリー・ラネヴォザナニー
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Seeds for the Futureプログラム
プロジェクトマネージャー
オリヴィア・ジャン

未来の労働市場で競争力を持つ人材を育てる

Seeds for the Futureプログラムを通じ、ファーウェイは若者たちがより複雑に、より多様に、よりインテリジェントになっていく世界に出ていくための手助けをしている。

これは今の時代、とりわけ大事なことだ。5Gがまもなく世界中で稼働を始め、クラウド、ビッグデータ、IoT、AIと融合していくなか、あらゆる産業において大きな変革が起きていくだろう。自動運転車や遠隔医療、インダストリー4.0、クラウドVR/ARといった技術はSFの世界から現実の日常生活へと移行しつつある。

産業が進化すれば、テクノロジー人材への需要も増加し、進化する。

Seeds for the Future の参加者は、テクノロジーに精通し、変化に順応できる若者たちだ。ファーウェイは「あらゆる人、家庭、組織にデジタル化の価値を提供し、すべてがつながったインテリジェンスな世界を実現する」というミッションのもと、彼らが未来の労働市場で競争力を持った人材となるために必要なスキルとマインドセットを身につけられるよう尽力している。

自国で芽吹く、アイデアの種

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同プログラムに参加する学生の多くは、高いモチベーションと目標を持ち、学んだことを自国に持ち帰ろうと望んでいる。「中国で学んだことのうち、自分の国での展開に携わりたいと思うのは、モバイル決済です」と、最近アルジェリアから参加したイシェム・アミムッシ(Hichem Amimoussi)は言う。「アルジェリアで、特に学生向けのモバイル決済を普及させる方法を考えたいです」

ギリシャのアテネ経済商科大学から参加したゲオルギオス・モスコヴィス(Georgios Moschovis)も同様のアイデアを持っている。「ギリシャ、とりわけ地方部では、医療システムのリソース不足が課題です。医師の数が足りず、病院はほとんどが大都市にあります。十分に設備の整った医療センターを最寄りの都市部に設置し、スマートヘルスケアシステムを統合して優秀な医師によるオンラインガイダンスを提供できるようにすることで、こうした状況を改善できるでしょう。すべての指示をクラウド上のデータベースに保存すれば、さらなる展開や再利用が可能になります」

こうしたアイデアは世界を――産業ごとに、国ごとに一歩ずつ――変える可能性を秘めている。これこそが、毎週ファーウェイ本社を訪れる同プログラムの参加者たちがまいている「種」なのだ。

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次の10年に向けて

ファーウェイは今後もSeeds for the Futureプログラムへの注力を続けていく。2019年には、学生がハンズオンで5G技術の実験ができる新たなラボが設置されるほか、深セン市内で地元のボランティア活動に参加する機会を設けるなど、新しい試みが計画されており、ますます充実したプログラムとなる見込みだ。

大きな木を育てるために種をまくように、若い人材を優遇し、芽を出すチャンスを与えてあげれば、必ずや未来の成功と豊かな実りが得られるだろう。次の10年でSeeds for the Futureがどんな展開を見せるか、ぜひ期待して見守ってほしい。

日本でも2015年から毎年実施

日本では2015年にSeeds for the Futureプログラムをスタート。ファーウェイが協賛する文部科学省主催「サイエンス・インカレ」で発表した学生を含め、毎年10~20名の大学生が参加しています。プログラムの前半は北京語言大学で中国語研修と水墨画などの文化体験を、後半は深センのファーウェイ本社で最新のICTについての講義や実習を行います。

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同時期に他国から参加している学生たちと一緒に活動することで、異文化交流の機会にもなっています。帰国後の報告会ではグループごとに研修の成果やそこで得た気づきやアイデアを発表。卒業後にICT業界に就職を決めた学生も多く、種は着実に芽を出しています。

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