2019/05/11

チェコ・プラハの地下鉄で快適なモバイルインターネットを実現 ファーウェイのWi-Fiソリューション

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チェコ・プラハで毎年開催されるプラハの春音楽祭は、同国内最大の文化イベントの1つで、世界でも有数の音楽祭だ。著名な音楽家、交響楽団、室内楽団が集い、音楽への情熱を共有しながら、3週間にわたって世界中の音楽ファンの心に響く演奏を披露する。

音楽祭を訪れる人たちの多くは、会期中、文化遺産でいっぱいのプラハの街を公共交通機関で移動する。中でも主な交通手段となるのは地下鉄だ。実はここで、来場者は美しい音楽を楽しむと同時に、ファーウェイとプラハ交通局(DPP)が奏でるデジタルシンフォニーも体験している。

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© pjkj - stock.adobe.com

不安定なネットワーク環境を改善し
快適で安全な地下鉄サービスを目指す

1897年の設立以来、DPPはプラハの住民と観光客に質の高い公共交通サービスを提供している。

地下鉄はその交通システム全体を支える背骨の役割を果たす。中心部の交通渋滞を避けるために、多くの住民が地下鉄を利用している。61の駅をつなぐ3路線の地下鉄は、全長65.2kmに及ぶ。長い通勤時間に欠かせないのがモバイルインターネット。乗客がスマートフォンでコンサーのライブ中継などのエンターテイメントコンテンツを視聴する光景はありふれたものになってきた。

だがそこにはいくつかの課題があった。フリーWi-Fiはカバレッジが限られ、EDGEネットワーク(2Gから3Gへの移行期のネットワーク)は低速で、4Gは接続が不安定。データサービスにも制限がある。シームレスな接続でエンターテイメントを楽しむにはほど遠い状況だ。それどころか、ウェブサイトにアクセスさえできないこともある。アプリで通話をしながら地下鉄に乗ると、とたんに通話が切れてしまうということも多かった。

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© Zdenka - stock.adobe.com

公共のインフラとして、地下鉄のネットワークは乗客の日々のニーズを満たすだけでなく、運行の安全性も確保しなければならない。これがDPPにとっての最重要事項だった。緊急時の通信や監視カメラ用にネットワークを利用すれば、いつでもどこでも乗客に運行情報や緊急警報、安全のガイダンスを提供することができ、安全で安定した運行を保証することができる。そのためにはネットワークの安定性がなによりも大事だ。こうした複雑な要件を踏まえ、DPPはファーウェイに新たなネットワークの構築を支援してもらうことを決めた。

ファーウェイがワンストップで提供するICTインフラとデジタルプラットフォームは、性能、信頼性、管理の点で他社製品を大きくしのいでいた。例えば、駅構内でSPOF(単一障害点、その1か所に障害が起きるとシステム全体が障害となる要素)のないネットワーク構築が可能であること。高密度なカバレッジを提供し、固定・無線のインフラとファイアウォールを一元的に管理できること。さらにファーウェイには、世界各国で地下鉄向けネットワークを構築してきた実績がある。

信頼性、安定性、効率的な管理
三拍子そろったファーウェイのWi-Fiソリューション

ネットワークの信頼性は、高品質なICTサービス体験の基盤となる。とりわけ、ネットワークのコアレイヤーには高い信頼性が求められる。DPPの地下鉄向けネットワークのコアレイヤーでは、ファーウェイのS12704シリーズアジャイルスイッチが採用された。このスイッチはMPU(Main Processing Unit)の1+Nバックアップを実現するスイッチファブリックハードウェアクラスタリングシステムCSS2(Cluster Switch System Generation2)により、システム内のいずれかのシャーシのMPUが1つでも正常に機能していれば複数のシャーシのサービスを安定して稼働させ続けられるため、クラスターシステムの安定性を大幅に向上する。また、シャーシ間転送の遅延が4マイクロ秒と業界最小で、スムーズな転送と高速かつ途切れのないネットワーク接続を可能にする。

ファーウェイはまた、人口密度の高い地下鉄内でよりよいネットワーク接続を提供するために、4x4 MU-MIMO対応、最大2.53Gbpsの高速接続を実現する802.11ac Wave 2規格のアクセスポイントAP6050DN/AP7050DN/AP7052DEの導入を提案した。特筆すべきは、AP7052DEのスマートアンテナアレイ技術だ。これはユーザーをより精確に認識し、干渉を自動制御することで、無線ネットワークのユーザー体験を大きく改善する。

ネットワークの展開に際しては、自社開発したWLANベースの3Dネットワークプランニングツールを用いた。3D空間において実際のシナリオでネットワーク品質に影響を与える要因をシミュレーションすることで、入り組んだ環境下で従来の方法によってプランニングを行った場合に生じるエラーをあらかじめ回避することができる。これにより、アクセスポイント間の干渉を防ぎ、駅構内でデッドゾーンのないカバレッジを実現。加えて、低速端末管理、マルチユーザー競合管理、マルチユーザーアクセススケジューリング、エアタイムスケジューリングという4つの高密度アクセス技術で、混雑した状況でも高速のネットワークサービスが提供可能になる。

さらに、ファーウェイのeSightプラットフォームを使えば固定・無線ネットワークを効率的に管理できる。アジャイルスイッチの仮想化技術によって、コア、アグリゲーション、アクセス、APなど複数のデバイスを単一の論理デバイスとして仮想化することで、シンプルな管理を可能に。アクセススイッチをモジュラースイッチのカードとして、APをポートとして可視化し、サービス、機器、ユーザーの管理を一元化・簡素化する。これにより、管理者の業務負担を軽減し、O&Mの効率を大きく向上することでができる。

さらなるインテリジェント化に向けて

ファーウェイが構築したWi-Fiによって、プラハの地下鉄では高品質で便利なインターネットアクセスが実現し、ネットワークのセキュリティとユーザー体験の向上につながった。iDNES.czによる独立したテストの結果によれば、地下鉄のWi-Fiは下り117Mbps、上り68.1Mbpsでプラハ市内で最も優れた交通機関向けネットワークだとされている。信頼性、安定性、O&M効率の高いネットワークで、DPPは乗客によりよいサービスを提供できるようになったのだ。

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© Roman Milert - stock.adobe.com

DPPのマルティン・ギラール(Martin Gillar)氏はこの新しいWi-Fiネットワークについてこう述べる。「Wi-Fiネットワークに接続すれば、乗客はスマートフォンで地下鉄の運行状況を知ることができます。また、乗り換えの情報や非常時の避難指示をよりスムーズに伝えることも可能になります」

デジタル化はさらなるインテリジェント化への長い道のりの第一歩だ。ファーウェイは今後もDPPとともに、インテリジェントな交通機関の実現に向けたより美しいシンフォニーを奏でていく。

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